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ヤマビコブログ

雑多にいろいろ

ハリネズミ

札幌に移り住んでからというもの、早三週間になろうとしている。いろんなグルメ、カフェ、バーのスポットを増やしていこうと、積極的に札幌近辺のカフェを回ってみている。

 

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札幌はこだわりのあるお店が多い印象。今回訪れたハリネズミ珈琲店は旭川家具を基調とした北欧風の印象が強いお店。水色で統一したやさしーい雰囲気の中にゆったりした音楽が流れる。窓の外すぐそばに、札幌の東西に伸びる大動脈である大通りがあるとは思えない空間である。

 

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ところで、私だけだとは思うが、ここ数年のうちに「ハリネズミ」を冠したネーミングを至るところで見る。私だけだとは思う。

 

ハリネズミってなんなのか、存在は知っているけど彼らの中身を私はを全く知らない。そこでハリネズミとはなんなのか調べてみた。

 

ハリネズミとはハリネズミ目ハリネズミ科ハリネズミ亜科という哺乳類の総称らしい。要するにハリネズミ以外の何者でもないということである。だけど、ハリネズミを広いくくりで見てみると彼らには針がないタイプの方が多いらしい。

日本ではとても可愛らしい存在というイメージが浸透しているにもかかわらず、英語では生垣のブタという。イギリスでは生垣の下などに生息していることが多く、日本語の場合はネズミに近い存在と思われてるけども、欧米ではどちらかというとモグラに近い生物という認識みたい。日本と欧米ではイメージが全然違うということは多々あるが、ヨーロッパでは「幸運のシンボル」となっているらしい。

 

ハリネズミの名前の由来となっている針は、体毛が硬くなったもので、身体を保護する役割があるのだという。その針はもちろん立っている状態だと触ると痛いそう。そりゃ身体を守るためにあるのに痛くないと意味ないもんね。

 

そんな触ると痛いハリネズミ、実は昔は食用の肉として知られていた。リウマチ、関節炎、結核、インポテンツまで治してしまう万能薬として流通していた地域もある。ロマでは現在もボイルやローストみたいな形で食用されている。

 

ハリネズミは飼育できる。ハリネズミ自体は1〜4万円程度で販売され、平均寿命は3〜5年。ショップにはハリネズミフードなるものもちゃんと売られている。

 

人間からは想像できないほどの臆病者らしく、懐くというよりは慣れるという感覚だそう。なので、しっかりとハリネズミの考えを受け入れて、コミュニケーションを深めていくことが大事。

 

 

 

 

 

選択

したいことを考えるのではなく、したくないことを徹底的にしないという、削ぎ落とす思考で物事を考えていくと人生がよりシンプルになると聞いたことがある。あれやこれややりたいと思ってしまう私にとっては、いままでの自分にはない新しい方向性を見出せる新鮮な言葉である。あれもやりたいこれもやりたい!ではなく、あれはやりたくないこれもやりたくない!と自ら選択肢を切っていく。積極的消去法とも言える(イエスマンに対するノーマンという位置付けではない)。こういう知的メタボリックな方、案外多いのではないだろうか。これを教えてくれたのは島根県隠岐の島で暮らしていたときに知り合った、農家をやりながら養蜂を生業している方。

彼は人生に対するシンプルすぎる考え方が混沌とした都会ではマッチせず、あるとき自転車ではるばる島根に行ったとき、石見銀山にある群言堂の女将さんにこの島を勧められたことで定住し始めた。生物多様性には欠かせない受粉昆虫の代表であるニホンミツバチの繁殖を手伝い、それと同時に彼らに必要な蜜を地上に増やすため、化学肥料にまみれていない菜の花などの植物を育て、人間として自然にできることを考えてコツコツと実践している人。

しかし、新しいことをすると絶対に反対者は出てくるもの。特に「島」という超・閉鎖空間にあってはなおのこと新しいことに対して風当たりが激しい。あいつには無理だみたいなことを平気でいう。可能性が芽を出す前に潰してしまう。ただ、彼は常にその逆境に負けずに徐々に理解者を増やし、都会には見いだせなかった彼の理想郷を着実に築いていっている。

そういえば映画『沈黙』で「沼地に植物は育たない」と言っていた。この言葉を借りると、日本に植物(ここでいう新しい風)が育たないのは、もう地面が痩せ切って、国民が疲弊してしまって、可能性という新芽に対して愛情を注ぐことができないからなのだと思う。自分の栄養分を環境に吸い取られて、夢に対して不感症になってしまっている。圧倒的な夢に対峙した時に、それをイメージすることすらできなくなっている。

 

目の前のことをやってれば救われる世界が終わりを告げて、目の前のことをやっていてもなんにも報われないこの時代。自分の選択が生きるような選択、正解だったと思える選択をしていきたい。振り返った時に幸福度が増しているような選択を続けていきたい。その選択を正せるかどうかは自分次第。

人生は選択の積み重ねとはよく言う。最近本当にそれを実感する。

いつもと違う洋服を着てみるとその服いいねって言ってくれる友人がいる。いつもと違う食事をすると人にオススメできて話に花が咲く。選択を変えると違うものが見えてくる。登山道を外れて獣道を進んでいくと普通では見れない景色が見えてくる。

自分の尊敬する人は「自由」を「選択できること」と表現している。獣道を歩んでいける体力のある私でいたい。険しい獣道を歩んでいける意思を持ち続けていたい。私は自分の意思に基づいて、誰にも阻まれずに自分の選択を続けていける人生にしたい。そして、自分の選択を、そういう選択が身を結ぶ。そういう世の中になったらいいなあと、そう思う。

 

そして、「これあったらいいな」を自在に仲間と作っていける人生にしたい。

 

 

 

 

映画『沈黙ーサイレンスー』(ネタバレ注意!)

遠藤周作原作の小説をマーティン・スコセッシ監督が映画化した話題作。映画好きな方はもうどんな作品かご存知だろう。

 

アンドリュー・ガーフィールドが主演し、日本からは浅野忠信窪塚洋介イッセー尾形塚本晋也小松菜奈加瀬亮、そして脇役として片桐はいりが出演するなど、日本人としては日本の映画かと思うくらい日本の役者が全編にわたって登場し、日本語が飛び交った映画であった。

 

キリシタンを取り締まる筑後守をイッセー尾形が演じ、世界中から絶賛されている。私も彼の巧妙な演技にはただただ見入ってしまった。ポップかつシリアスな彼の表現は他の誰でもできない芝居であったかと思う。彼はあるメディアのインタビューで、今までやってきた一人芝居で得たものを全て発揮したと語っていたが、まさにそんな感じ。まだ『沈黙』を見ていない方は彼の演技を見るだけでも一見の価値があるというものだ。

また、IWGP(池袋ウェストゲートパーク)で有名な窪塚洋介も最高だった。彼はこの映画の超キーパーソンとして登場するけども、若かりし頃に見たような心に芯のある不良像は今回の映画には全くなく、私たちの見慣れた役どころとはちょっと違って、なんの信念もなさそうさ弱きものとして描かれるキチジローを演じていた。彼の演技もかなり良かった。

 

 

映画のタイトルは沈黙。

 

「神は答えない」

 

この言葉が映画後半で畳み掛けるように頻出するようになる。殉教していくキリシタンを目の前にして宣教師が悩み苦しみ、神に自分の進むべき道を問うても、神はただ沈黙するのみ。

 

 「わたしは主のために何をする。あなた(神)の沈黙がこわい。」

 

キリスト教を棄教することを当時は「転ぶ」と言ったらしいが、アンドリュー・ガーフィールド演じる宣教師ロドリゴは死が迫るキリシタンに対して転べ!棄教しろ!と叫ぶも、状況は依然として変わらない。彼が変わるか、日本が変わるか、どちらかでなければ殉教者は増え続ける。殉教者は神のために死んでいるのか、彼のために死んでいるのか。

 

その中で私がこの映画の核心であると勝手に思っているのはこのセリフ。

 

「私も神に祈った。祈るがいい。なんの役にも立たん。」

「あやつは自分のすべきことをした。それだけじゃ」

 

 

この映画を見ると、こう考えさせられる。

究極の選択を迫られたときに魂に誓って自分の正義を貫けるか。

魂を貫くことだけが本当の正義なのか。

これの答えはそういうことが目の前にやって来た時に初めてわかることだろう。

 

 

この映画を私は三人で見に行った。

映画館の前の方に座り、私は狭い座席列に一番最後に入り一番左に座った。

この映画は終始シリアスな内容であった。

真ん中に座った友人は終始、沈黙を続けていた。

 

 

 

 

FUJIFILM GFX 50S

現在愛用しているFUJIFILM X-Pro2を購入しようと思ったとき、本当にこれでいいのか?と迷った。それは同じくFUJIFILMから「GFX 50S」という最高の中判サイズのカメラが発売されるという発表があったから。

【FUJIFILM】中判デジタルミラーレスカメラ『 GFX 50S』正式発表 » デジタルカメラ、交換レンズの通販・買取ならマップカメラ。新品から中古まで、様々なカメラ関連商品の販売・下取見積をご提供しております。

 

フルサイズセンサーの約1.7倍にもなる巨大センサー、FUJIFILMが誇るXシリーズのわかりやすい操作系、フィルム時代から受け継がれてきた色再現。

 

私はもともとX-E1を使用していたからFUJIFILMの良さは知っていた。島に暮らしていた時にこの景色を記録に残さなければもったいないという思いで何か少しいいカメラを欲しいというところから始まった趣味、写真撮影。当時いろいろ調べた結果、優れたエントリー機として各メディアで取り上げられていたX-E1を購入し、写真撮影を楽しんだ。色再現が綺麗だと、目の前に写実絵画が立ち現れてくるようで実に気持ちが良い。やっていることは目の前の景色の記録なのだけど、シャッターを押しているだけでアートな気分に寄り添える。私は何よりX-E1の醸し出すあの雰囲気が好き。FUJIFILMの原点回帰を表現したクラシカルなデザインが撮影意欲をそそる。

ただ、欲望の塊である私はこのカメラにいつしか飽きを感じ始めていた。というより、周りの人々から写真を褒められることで調子に乗り、これよりいいカメラだったらもっと写真がうまくなるだだろうという傲慢から、別の新しいカメラを探し始めた。もっと正しくいうならば、X-Pro2の発売を知り、自分はX-E1がもう必要でないという理由探しを始めたのだろう。

 

そうして買ったX-Pro2。これが最高。最高なのである。大幅に機能が増え、大幅にサクサク度が増し、大幅に撮影画像が美しくなり、デザインかっこいいし、シャッター音はポップで軽快だし。

今までは自然の中での撮影が多い私であったが、これを手にしてからはカメラを持ち出して街中で撮影をするようになった。軽快にもたつくことなく撮れるからすごく具合がいいのである。街中での撮影用にレンズも慎重しようということで、スナップ写真の王者ライカ様のレンズも新しく導入し、ますます自分の中で気持ちが高まっているスナップシュート。

動かない自然と対峙して少ないシャッター数で切り取っていた頃とはスタイルが変わり、刻々と変化していく流れを捉えるためにシャッター回数が増えてきた。身につける服が変わるとそれだけで所作が変わることって間違いなくあると思うが、それはカメラも同じ。包丁が変われば出来上がる料理に違いができるように、カメラが違えば仕上がる絵も変わる。

 

X-Pro2でこんなに満足なのだからGFXはさぞかし。

GFXが発売された後のレビューが楽しみでならない。

 

 

 

 

カフェの音楽

札幌っていうのは美味しいもの盛りだくさんで、私のグーグルマップは行くべきお店で星マークがいっぱい。バーとか、カフェとかもいろいろあって一軒一軒潰して行くのには相当な日数とお金が必要そうだ(どこの街でも一緒か...)。

 

最近訪れたThe Lighthouse cofeeはとてもおすすめしたい。接客が丁寧で、空間の居心地よく、コーヒーも美味しく、Wi-Fiも自由に使えて、BGMが最高。

The Lighthouse coffee

 

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こちらの建物は二階がセンスの良い男っぽい服(nonnativeなどの取り扱いあり)を売っているフロアで、一階がカフェフロアになっている。美味しいコーヒーはもちろんのこと、IPA系のビールの品揃えも多く、爽やかなビールを飲みながら話すなんてこともできる。そしてWi-Fiも完備しているから良質な空間で作業をすることもできたり。スタバなどのWi-Fiのように、途中で接続がプチプチ切れることもないからかなり快適。

そして何が一番快適かって、上述の通り音楽がいい。愛用の新型MacBookProで作業していると、勝手に身体がリズミカルにノッていることに気づくのである。店の方いわく、食事提供担当の方がDJをやっているとのことだった。

店内BGMを音楽認識アプリShazamでリサーチしてみた中で今回いちばん気に入ったのはFlight FacilitiesというアーティストのForeign Languageという曲。

 

Flight Facilities - Foreign Language feat. Jess (Official Video) - YouTube

 

古い年代を思わせる雰囲気と爽やかなメロディが同居している。

音楽知識には明るくないが、私の好きなBreakbotやMysteryjetsと同じ感じ。

古さの中にある新しさ。伝統と革新。クラシックアンドアヴァンギャルド

調べてみるとFlight Facilitiesはオーストラリアのエレクトロニックデュオで、巷では相当な人気者らしい。

http://digitalconvenience.net/?p=6264

 

これを機に他のアルバムも聞き込んでみよっかな。

 

 

 

 

スキージャンプ女子ワールドカップ

 

スキージャンプって、テレビでは見慣れていても、実際に生で見たことある人ってあまりいないはず。大相撲とかもそんな感じのはず。

と、言っている私もスキージャンプはテレビで見ているのみで実際に見たことはない。
ということで、ジャンプ会場に直接行って「ジャンプ」という冬のスポーツを見に行った。

 

会場は宮の森スキー場。札幌駅から電車とバスを乗り継いで約一時間。

ここは札幌冬季オリンピックに向けて親切されたノーマルヒルジャンプ競技場。いわゆる「日の丸飛行隊」の活躍により、三本の日の丸が掲揚された記念すべき会場と言われている。

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生のスポーツ観戦自体あまりしたことがないわけだが、そんな自分としてはスキージャンプはなんというか、シュールな場だった。

人が飛ぶ、人が着地する、採点される。これの繰り返し。観客はあまり首を動かさず、目だけで選手を追い、ただ無言で眺めている。

テレビで見ていると、ベストな角度から、ベストなタイミングで、ベストな情報を得られる。実況と解説者の声が耳に入り、飛んでいる姿からは知ることのできない選手の背景を仕入れられる。編集の力を思い知る、スキージャンプ

 

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観戦途中、視界不良になるほどの大雪が降ってきたりして、かなり厚着して行ったのに寒い寒い。大会二日目のこの日の最低気温は−9.4℃、最高気温−1.9℃。そりゃあ寒い。足の裏が次第にカチコチになっていく。

ちなみに、上の写真の横一列に並んでいる人々は、積雪や着地で不均衡な雪をならしている人。ラウンドの合間で整地を行っている。

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サラちゃん応援団ももちろん来てた。

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会場の最前線には応援団。

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競技中、最初の方は会場の下の方からジャンプを仰ぎ見るような感じだったが、最後は階段を登って着地点あたりまで移動してみた。上から下を見渡すといつの間にか観客がかなり増えていた。雪をかぶっての観戦。前の人は内地から来た方なのか、この状況にだいぶ戸惑っていた。f:id:yamabianco:20170116235038j:plain

傾斜はこのくらい。やはりジャンプ台への進入速度が飛行距離にだいぶ影響するのか、大きくジャンプする選手はここを通過していくスピードもかなり速い。この日の最高飛行距離は左側にある赤丸の100m。他の選手は多くが70〜85m程度であった。

 

二日目は日本人の表彰台は伊藤有希選手のみ。結果は二位。注目の高梨沙羅選手は四位であった。
シュールなウィンタースポーツだなーという第一印象だったけれども、その不思議さが逆にもっと知りたいという気持ちにさせる。次は男子のラージヒルを見てみたい。次は大会前に選手の下調べをして、背景を学んだ上での観戦をしてみたい。スキージャンプを何度も生観戦している人の話では、男子と女子では全然飛距離が違うらしい。それを私もみてみたい。

 

 

 

 

 

オーロラは太陽と地球のマリアージュ

オーロラって、有名だけど、仕組みやらなんやらの話になると知らない人が多い。

オーロラって、元々はローマ神話アウロラに由来しているらしい。オーロラとは、地上に夜明けをもたらす神であり、夜の暗さを追い払う神だと信じられていたらしい。

オーロラって、その昔日本では赤気と呼ばれ、聖徳太子などもその目でみていたらしい。日本書紀にもオーロラについての記述が出ているらしい。

オーロラって、100km以上の場所にしかできないらしい。飛行機の航行高度はその10分の1。

オーロラって、太陽と地球のマリアージュ

 

医療分野での勤務から退いて約10年間オーロラを撮り続けている中垣哲也氏の話を彼の撮影した膨大なオーロラの映像とともに見聞きしてきた。

 

www.aurora-dance.com

 

地球には北極と南極が存在し、そこを軸として磁場が発生している。そして太陽からは常に太陽風という粒子の波が地球まで届いている。その磁場と太陽風が出会って衝突することで電気エネルギーが生まれる。それが磁力線を通じて北極と南極に移動し、空気の元素と結びつき、そして離れるときに生じる力がオーロラの美しい光となって発現するのだという。
ド素人の説明だとわけがわかりません、そしてやたら難しいことのようですが、この流れをイメージすると、すごいことがこの地球上で起きているのだなと感じる。中垣氏はそれを生で見て、生で感じ取り、そして生の声で私たちに伝えてくれる。

彼が医療の仕事から離れて虜になったオーロラの美しい世界を、私もこの目で見てみたい。新しい世界のキッカケをありがとうございます。

 

 

私が受けた授業↓↓↓

NHK文化センター札幌教室:オーロラ上映&トーク オーロラが私たちに語りかけるすてきなメッセージ(昼) | 好奇心の、その先へ NHKカルチャー